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「陶業時報」1997年6月15日号

　発行者：(株)陶業時報社

陶業時報　1997年(平成9年)6月15日(日)
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好評のペインティング実演
　　横浜・宝田商店

横浜・元町の(資)宝田商店（宝田和郎社長）は、六月七、八日に本店四階ゲストルームでノリタケカンパニーのポーセリン・ペインティングアーチスト・古川弘和氏の実演と「古川弘和個展」を開催し、肖像画をライフワークとする繊細で美しい作品群が感動を誘った。
　ペインティング歴二十年の同氏は、開発やオーダーメードの絵付け仕事をするかたわら、「感動を与える魅力的で、水遠に残るポーセリソ・ペインティング・アート」を製作。その作品を気に入った宝田夫妻が個展を依頼。会場には婦人や少女の肖像、風景の陶画やブーケの絵皿、古典柄の花生け、花柄を散らした食器やボックスなどが並び、中でも肖像画が人気。実演では、確かな手仕事で措き上げる花柄や天使などを、客たちがジッと見入っていた＝写真。
　また、ポーセリン・アートヘの興味、体験希望者も多く、六月二十八、二＋九日に同店スタジオで開く古川氏指導の体験教室（一日六人）を募集、早々に満席となった。
　「顧客満足度を高めるには工夫を凝らした暮らし提案型の展示会やテーブルフラワー・アート教室など、一味違うこだわりの企画が必要」という鳥山店長。この六月・七月にはHOYAや、有田焼・まるぶんフェアを予定。

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